2020/10/27

いい国家とは

昔々学生の頃に「財政学」という科目を学んだことがある。その時の先生(日本でも有名な先生だった)が一番理想的な国家とは村の長老みたいな人が一人で国全体のことを理解していて(酸いも甘いも知り尽くしていて)方針を決めることが出来れば最高な国家であるとおっしゃっていたのを思い出した。その次に有効なのが「投票制度」、この制度は一見有効そうだけれど数々の欠点がある云々。
最終的に財政学が民主主義の投票制度の話になったののを思い出した。
国民からお金を集めて「公園」を造る。アップしたのは有名なニューヨークのセントラルパーク。この維持費はニューヨーク市民が負担している??

公園のことを考えるだけでも色々と勉強になる。

「財政学」の講義のイントロで講演の話が出ることが多いらしい。

むかし財政学を学んでいた頃を思い出していたら、ふと「ふるさと納税」のことを考えてしまった。財政の収入のおおもとは税金で安定的に税収がある方が国家は安定した政策を立てられる。税制そのものは意外と(失礼)ちゃんとしたものが多く、中立・公平・公正なものである。それがちょっとずつ歪められていく、誰が歪める、ほとんどが政治家さん達で、自分の得票につながるアイデアが税制を歪めていく。その最近の見本みたいなものが「ふるさと納税」だと思う。(このふるさと納税の張本人は菅総理さんで、いいことをしたと思っているから始末が悪い)
先日の消費税の軽減税率も同じ。あんなもの導入しない方が国としては効率もよく、ひいては国民も得するはずなんですが、目先の2%を訴えるからおかしなことになる。

さらに泉大津の例みたいに、本来ならば市役所で起こさないような事業?(どれだけふるさと納税を集めるか)に奔走するようなおかしな事態を引き起こして、さらに裁判沙汰に。

コロナで時間があるから色々と考えていたら、今の世の中、決していい方向に進んでいないように思える。単純なコロナがということでなく。実に複雑な難しい局面に世界中がなっている。
まずはワクチン。






0 件のコメント:

コメントを投稿