2020/10/09

ビートルズ研究???


 コロナのおかげで時間があるので積んである本を読んでいる。
この本は、ビートルズが何時日本に紹介されだしたかを実にまめに調べてあるので、それで中古ですがプレミアがついていたにもかかわらず購入。
イギリスでのデビューが1962年の秋
イギリスで爆発的人気が1963年、この時(1963年の暮れぐらいから)にちょっとずつ記事が書かれているが、所詮イギリスのヒットチャートの1位で、日本ではそれほどインパクトにならず。「イギリスで凄い人気云々」の記事くらい。
1964年の1月に「抱きしめたい」がアメリカで1位、ここから火が付く。2月のエドサリバンショーで視聴率が70%を超え、4月にビルボードの1~5位までを独占という快挙を成し遂げ、あっという間に世界中で知られるようになる。1964年と65年には映画も公開。

1966年の6月に日本にやってくる。この時のコンサートの感想を三島由紀夫、大佛次郎、北杜夫、遠藤周作、野坂昭如・・・という大御所が書いているというか書かされている。自らチケットを買って行ったとは思えない。
感想の記事面白いですよ(全く見当違いな評論が多い)。ファンでもないのに聞きに行かされて(他に聞きたい人がいっぱいいたのに)彼らにとって騒音としか思えないのに訳の分からん文章を書いて、本人の立場を思ったらくだらん仕事だったんだろうとかえって可哀そうに思える。

武道館を使わせるのはけしからん。使わせないように圧力がかかる・・・という面白い記事もある。本気で考えていたみたい。コンサートに行くのを禁止する学校も出てくる。
確か、大阪の高校の女の子は亡くなったような記憶がある。
でもチケット2000円くらいなんですよ。今から考えたら安い。この時期のLPレコード1800円でしたから。
日本にはビートルズの方から来たいということだったようでギャラも破格だったみたい。

当時のことを思い出していたら、ビートルズって別格だっということを改めてを感じた。もうすっかり忘れてしまっていたけれど。僕らにとって鬱陶しかった大人を追い払ってくれた。「お前らはもう古いんや」と思い知らせてくれたように思う。時代を僕らの世代にしてくれた。今ではヒットパレードの記録や売上の記録だけが残ってますが、今もってこれだけのマニア(信者)がいるのは音楽だけでない部分があったのだと思う。こういうのはあとはプレスリーだけのように思う。


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