2021/10/08

最近の読書

読書の秋でもないけど、まあ時間がいっぱいあるので、真面目な本を読んでみよう。
一番上は、早よ言うたら、「お金はなんぼ刷っても大丈夫」というホンマでっか?と思いつつ、ほんまやったら助かるということで政治家が利用したがっている理論。提唱者がなかなかの別嬪さんで、これも盛り上がりを助長しているらしい。
真ん中はイギリスの重鎮さんで、どちらかと言えば、今の資本主義の「あかん」点をどうして治していくかという真面目な本。
もう何回も書いているけれど、アメリカを頂点として繁栄してきたようにみえる「資本主義経済」はどの時点からか分からないけれど「これから先も反映し続ける???」という疑問符がつきだした。それまでは富めるものは富むのは当然としても、富まざる者もそこそこの暮らしが出来る時代が続いてきたから、それほど不満が爆発しなかった。
今は富まざる者の生活水準が低下しだしたのだと思う。日本もそう。サラリーマンの平均所得は10年前に比べて大きく下がっている。それに比べて、物価はそれほど下がっていない。だから生活は苦しいと思う人が増えている。
まあこれは日本というまだまだましな国の話。
ポール・コリアーの本はアフリカの諸国からの問題提起・・・・こうなるともう複雑で、正直、今のアフリカ経済の問題の首謀者はヨーロッパの列強諸国・・。アジアも同じ。
コロナのワクチンの接種の問題でもアフリカの接種率なんて話題にも上らなくなっている。
というわけで、単純な僕の頭ではかなり混乱気味。もう解決なんて無理!!という気になる。
それで、下は「村上春樹」の「遠い太鼓」を再読。
僕は処女作(これも差別用語かな)「風の歌を聴け」を偶然本屋で見つけて買ってからもう30年以上の読者で、最近はどうも純文学は苦手になって来てます。
どうも、ノーベル賞の頃になると、マスコミが盛り上げるので、発表の瞬間を集まって見ている連中を正直馬鹿らしく思ってきている(もうどうでもよろしいですやん)。
ノーベル賞の文学賞って、共作ってまずないから基本的に「1人」がもらう。科学者は3人受賞とかいますけどね。
それと、最近は10月になるとノーベル賞が話題になるから、考えてみると、ノーベル賞を選ぶ組織(財団?)の傾向が見えてきて、平和賞は民主主義を守る活動、文学賞は今まで知られていなかった国(多分日本では翻訳されていない作家)から選ぶのが続きそう、地球温暖化に対する開発とか、なんか時流の影響を受ける傾向を最近特に感じる。
もっと、さすがに「ノーベル賞」という気がする人選を期待したい。
昔は、ノーベル賞もオリンピックも同列に並んでいたと思う。
ノーベル賞をもらったらすべての国が喜ぶ賞だとね。今はどうもそうでなくなった。
最悪、オリンピックもそうなるかも。そんなことを考えるとまだ中国がオリンピックを開催しようとしているのは救いだということか。




 

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