2015/08/04

オールドテロリスト

文学作品は苦手で純文学となるともう入口から読む気がしない。別社会の世界だと思っている。いちおう文学なんでしょうが両「村上」の作品は作者のベースが同年代なので結構読む。まあ音楽がよく出てくるのでそこが楽しみで読んでいる。今回はどんな曲が使われるかが楽しみで。
この間でた村上龍の「オールド・テロリスト」では「ローリング・ストーンズ」の「サティスファクション」がヒットした時、「君はいくつだった?」という問いかけのシーンがある。
僕は中学3年でこれでストーンズも永遠に名前が残ると思った。実にストーンズらしい名曲でこのあと怒涛の快進撃が続く。「黒く塗れ」あたりまでが絶好調だった。
アップしたのは名作「限りなく透明に近いブルー」の原稿だそうである。「飛行機の音ではなかった・・」で始まる。「限りなく透明に近いブルー」から「コインロッカーベイビーズ」「海の向こうで戦争が始まる」あたりもすごかった。ちょうどこの頃、広島でサラリーマンを始めたころで、これらの小説を読みながらこんな生活でダラダラしててもいいのかな??と漠然と考えていた。
でも結局はずっとダラダラの生活で最近は凄い小説が書けるっていうのは努力しても書けるもんでなく天命を待つという感じかなと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿