2021/02/23

1965年2月のイギリスのヒットチャート


 



シーカーズのフェイスブックをフォローしていたら、彼らがイギリスで1位になったチャートをスクラップしていて載せていたので流用させていただきました。
当時はまだイギリスのチャートを見る機会がなく話で聞くだけ、雑誌で読むだけ、例えば「ニュー・ミュージカル・エクスプレスで1位になりました」とか「メロディ・メイカーで1位になりました」とかね。当時はやはりアメリカのキャッシュボックス誌とビルボード誌で1位にならないと権威がなかった時代です。
アップしたのはNMEと書いてあるからニュー・ミュージカル・エクスプレスですね。
1965/2/17付です。もうイギリスのグループ、歌手がほとんど。当たり前だと今なら思いがちですが、多分昔はもっとアメリカのミュージシャンが多かったと思います。
1位はもちろんシーカーズ、2位はキンクスの「タイヤード・オブ・ウェイテング・フォー・ユー」、イギリスでは1位になっていたのですね。今まで知らなかったです。(何年経ってるんや?)3位はアメリカのライチャス・ブラザーズの「ふられた気持ち」(これはアメリカでも1位)、よく見たら13位にシラ・ブラックのカバーもんが入ってます。まだこういうことが起こっていた時代。同じ英語圏内でもアメリカのヒット曲をイギリスの歌手がカバーしてヒットさせていた。
4位はウェイン・フォンタナとマインドベンダーズの「ゲーム・オブ・ラブ」、これはこのあとアメリカに上陸して1位に(なんか怪獣みたいな表現ですな)。マインドベンダーズにいたエリック・スチュアートは紆余曲折あったもののその後10CCに発展。
特筆すべきは、今となっては幻の歌手ともいえる「TWINKLE」の数少ないヒット曲2曲がこのチャートに載っていることです。26位と30位ですけど、26位の「TERRY」は3位まで上がって落ちてきたとこ。30位の「GOLDEN LIGHTS」は多分30位にチャートインしたとこ。
ラジオで聞いた記憶があるようなないような。フランス・ギャルの「夢見るシャンソン人形」も歌っていたような記憶も残ってます。あの頃のイギリスのアイドルの見本みたいな雰囲気ムンムンです。
その他も見ていて楽しいですぞ。当時既にアメリカで1位を記録していたアニマルズ(朝日の当たる家)、マンフレッド・マン(ドウ・ワー・デディ・デディ)を筆頭にホリーズ、ムーディ・ブルース(まだプログレでない時代)、ハーマンズ・ハーミッツ、マリアンヌ・フエイスフル、サンディ・ショウ、ジョージ・フェイム、ブライアン・プールとトレメローズ(彼らはトレメローズでヒットさせるまでもう少し時間がかかった(サイレンス・イズ・ゴールデン))もいます。
彼らは1965年の春以降怒涛のようにアメリカに上陸します(怪獣とちゃうけど)。
プリティ・シングス、ロッキンベリーズとなるともう涙もんです。この2つのグループはアメリカでは残念ながら流行らなかったですから。
お疲れ様でした。



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