2021/06/25

東芝問題から思うこと


 東芝がおお揉めに揉めている。
外人の投資家に助けてもらったくせに、相変わらず日本流の経営方法を踏襲しようとしたからというのが本質かなと思う。でもこの問題の本質、「金は出しても口は出すな」「本音と建て前の使い分け」??
伝わるわけがない。政府と相談していた???誰の会社??
ずっと掘り下げたら、今の政府も同じ穴のムジナのように思えてきた。
オリンピックをどんな状況になったら止めるのかというルールを示さない。密室政治そのもの。決めることに権力の存在意義を感じている。誰もが納得するルールを示すのが本来の優秀な政治家の役目だと思うけど。
財務省の赤木ファイル事件も人を馬鹿にした話で、お役人さんがおっしゃる日本語が僕には理解できない。
もうかなりあかん国になってしまっている。気がついたら、世界の中でも個人の所得が少ない、下から数えた方が早い国になってしまっているらしい。
ふと気がついたら、大学出る時の就職活動で東芝も受かっていた。当時は正直、誰でも受かる時代で、5月1日解禁で、その日に内定の電話があった。実にいい加減な時代である。考えてみれば知り合いの先輩が2人入社していて、1人は中途でやめてどういう訳か塾を経営した。もう1人は定年までいたんだろう。その人とはあんまり付き合いがなかったからその後は分からない。
我が家の一番最初のテレビは東芝だった(昭和33年)。電気炊飯器も東芝だった。段々と家電はナショナルに代わっていったように思う。
東芝、日立、三菱は重電のイメージになっていった。家電は関西系が強くなっていったように思う。
パソコンはダイナブックを使っていたこともおある。
最近は何でもヨーロッパ・アメリカの資本の言うことが正しいと思うこともないけれど、まだまだ日本の経営というより、流行りの言葉で言えばガバナンス?がめちゃくちゃ。企業も国家も密室で物事を決めることをやめる時代が来ている。
正直、これからの日本を思うと暗澹たる気持ちになる。楽しそうなことが何にもない。


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