2009/10/20

加藤和彦(5)

このLPの頃はまだどういう方向でいくのか決めかねている感じがあります。聞くほうも冗談交じりというかパロディというか・・・面白いし、楽しい・・けれど・・という印象が強かったですね。ただ過去のフォークル時代を知らない若い連中と話す機会があった時に、彼らは文句なしに「面白い」と言っていたから・・聞き手も変わっているのを頭に入れていたのでしょう。
こうやって加藤和彦の思い出を繰っていると、随分好きなミュージシャンが亡くなっていることに気がつく。そりゃそうだこっちもええ年になってるから・・。長生きしたい・・・普通の観念ですね。でもなあ何にもしたいこともなくなって生きているのもなあって時々思っていたらこのような「死」に直面してしまった。まあやりたいことが出来ない悩みが死に至らしめたのだから・・大分違いますけれど。加藤和彦の笑顔は、「生きていること自体が楽しいですよ・・」っていうのがピッタシの笑顔だと思っていたのですけどね。

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