2009/07/29

simon & garfunkel(5)

これは彼らの4枚目のアルバム、多分1968年前半にでた名作の誉れ高き「ブックエンド」です。僕の好きな「オールド・フレンド」が入ってます。これはいわゆる僕の言い方からしれば「サージャント・ペッパーズもん」に当たります。ビートルズが1967年に「サージャント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」というLPを発表します。当時のヒット曲とその穴を埋めるそこそこの曲のオンパレードという当時のポップスLPの常識を打ち破った革命的なレコードでした。1枚のLPレコード(当時は裏表で40分)が一つのコンセプトで作られているというコンセプト・アルバムの登場です。このあと沢山のアーティストが真似をしてコンセプトアルバムを作ります。ローリング・ストーンズ(完全な失敗作)、ビーチ・ボーイズ(完成せず破綻)、ホリーズ、スモール・ファイセス、ゾンビーズ、そしてこのサイモン&ガーファンケルもまたコンセプトアルバムを作りたがりました。レコード会社は止めようとします。そんなこんなで合意に達したのが、前半コンセプトアルバム、後半ヒットパレードっぽいという折衷案がこれです。ただ折衷案とはいえ、全体としてよく出来てます。

0 件のコメント:

コメントを投稿