2013/02/08

小林秀雄

今年のセンター試験?(これで正しいのかな)の国語は全体的に例年に比べて点数が低かったらしく、その原因の一つが「小林秀雄」の文章が出題され難解だったからという解説がついていた。小林秀雄・・・懐かしいですね。まあ実は僕は時々読むからそうでもないけれど。僕らが大学受験の頃は亀井勝一郎、和辻哲郎、小林秀雄くらいが大御所である程度読まされていた。ただ出る出ると言われたけれど本当に出た記憶はない。亀井勝一郎、和辻哲郎の二人はそれほど感動もしなかったけれど、小林秀雄は気に入ってそこそこの本は読んだし、新潮社からの全集(当時で1冊1800円だった。僕にしては高価な買い物だった)を集めて今も置いてある。一番気に入ったのはこの「ドストエフスキィの生活」で「罪と罰」や「カラマーゾフの兄弟」を読む前に読んで気に入ったというのも変だなあと思っているが、ある意味モーツァルトを聞かないで小林秀雄を読んでいたから同じようなものかと思っている。
ちょっと話は変わるけれど、文学に興味がなくてもドストエフスキィだけは別だというのが周りにも結構いたから、あの頃は不思議な時代だったのかもしれない。

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