2020/05/24

HIT CHART

ヒットチャートマニアと呼ばれる集団がいる??(かどうかは分からないけれど)、どうも僕はそうだった(今はもうそんな時代でない)ように思う。
ここにアップしたのはビルボード誌の1962年の7月の「HOT 100」、要は当時流行っている曲のベスト100です。つまりオリコンはこの日本版。
これが毎週発売されて、1年に一回総集編の年間ベスト100とか出てくる。
当時、1964年あたりは当然田舎ではこの雑誌が手に入らない。厳密にいうと丸善とか洋書を扱っているところで航空便とかで頼むとお金はかかるが手に入る。船便だと遅いけど入手可能、でも船便でも高い(航空便だともっと)ということで貧乏学生には無理。当然ネットなんかない。
それで、日本の雑誌に(当時は大抵月刊誌)1か月分が掲載される(向こうと契約してね)。「ミュージックライフ」とか「ティーンビート」とか、これが欲しいから買っていたという側面もある。
もっと時が過ぎて、大阪(梅田)の阪神デパートにナショナルのショールームがあって、そこに行けば毎週、アップしたベスト100のコピーを「自由にお取りください」ということでくれた時代があった。僕は毎週取りに行っていたけど、就職して広島に行ったからこの収集はとん挫してしまった。
それからもっと後になると電波新聞というまともな業界紙に今度はLPレコードのベスト100が毎週掲載されだして、ピンクフロイドの「狂気」なんか1年間ずっとチャートインしているのを体験した。
蛇足ながらアップしたのは1962年7月7日付のチャートです。
1962年ですからそれ程詳しくないですけど、ビートルズが出現してからも活躍している人たちが結構いるので紹介しときます。見にくいようでしたら、このチャートを拡大して見てください。
3位はレイ・チャールスです。「愛さずにはいられない」というやつです。ブルース・ブラザーズにも出ていたし、伝記映画も作られているので有名。「ホワッド・アイ・セイ」は超スタンダードですね。
5位のジョニー・ティロットソンは1965年くらいの日本でのヒットのポエトリーで僕も知ってます。
9位のジョニー・ソマーズの「ジョニー・ゲット・アングリー」はなぜか聞いたことがある。多分和製ポップスで聞いている。12位は後のレターメンのヒット曲邦題は何やった??今回チャートインしているのは「ビキニスタイルのお嬢さん」のブライアン・ハイランドです。ビキニスタイルは1960年のはず。
20位はあのルイジアナ・ママのジーン・ピットニーの最大のヒット曲「リバティバランスを撃った男」、これは下がってきているチャートですね。
22位はパットーブーンの「スピーディ・ゴンザレス」、24位は「ジョニー・エンジェル」のシェリー・フェブレィ、26位は「恋の片道切符」のニール・セダカ、30位は「ザ・ツイスト」のチャビーチェッカー。
31位はジョンレノン熱唱の「ツイスト&シャウト」のオリジナル(元歌は別にあるみたいですがヒットさせたのはこれで、ジョンが歌うのもこのバージョン)、アイズレー・ブラザーズ、1962年の7月ですからすぐにコピーしているような気がする。
そして71位にはリトル・エバ(キャロル・キングのベビーシッターだった)の「ロコモーション」が2週目かな。この後1位になります。(もっと後にグランド・ファンクもやってます。こちらも大ヒット)。
小島正雄さん曰く「赤丸急上昇」というやつですね。(赤丸はキャッシュボックスだったかな)
1962年のチャートも結構楽しいですね。





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