2020/05/16

Once Upon A Time In Hollywood

題名の映画を見た。もう最近は自分で映画館に行ってみることはほとんどなくなってしまって、話題作を後日レンタルか今はオンデマンドで見るようなってしまっている。
それで、ちょっと前子供が「シャロン・テート事件って知っている?」と唐突にしかもなんでそんな話を知っているの?というような問いかけをしてきた。聞けば、ブラピの映画を見に行った云々・・・訳が分からんかった・・・。
それだけの情報ならブラピが主演でチャールズ・マンソンの映画でも作ったのかなと思っていた。そんでこのコロナ禍(「ころなか」と読むらしい)で時間があるから見ることに。
面白かったけれど、若い人には見ても半分も分からんというか「何の映画?」と思ったことだと思う。
なんの映画なんだろう?
実にタランティーノらしい。虚々実々、ほんまもんが出てくるといっても本人は亡くなっているから、さらにややこしいのは昔の映画をそのまま使う?さらに当時のヒット曲満載で、一瞬しか出てこないのもある。ディープパープルの「ケンタッキー・ウーマン」なんかわかった人が何人いるのだろう?ストーリーも「あいつのことだな」と思わせるけどそこは仮名で、謎ときみたいな面白さがある一方で、この映画ではシャロン・テートは殺されない。
まずママズパパズのキャス(太ったお姉ちゃん)を見て(もちろん本人ではない)、あっママキャスだと思った人はまあ少ないでしょう。スティーブ・マックィーンは知っていても隣にいたコニー・スティーブンスなんか知っている??(ハワイアンアイ・・)もう今となってはレアもんですよ。
マカロニ・ウェスタンの監督・・セルジオ・レオーネをタランティーノは尊敬していたはず。伏線は十分、それに映画の題名も「Once Upon A Time In America」からきているのは一目瞭然。
デカプリオはクリント・イーストウッドがモデルなのは明白、事実はイタリアから嫁さん連れて帰ってきたのかどうかは本当かどうかは分からない。
ロマン・ポランスキーの映画をタランティーノが好きだったのかどうかは分からない。私生活ハチャめちゃでしたが作品は面白くていいものが多かった。「チャイナタウン」なんか好きですね。
一言で言えば、69年ごろの映画産業にかかわった人たちへのオマージュなんかな?
だからアップしたポスターは的を射ている。
そうそうダコタ・ファニングがすぐ分からなかった。子供の顔ばかり探す癖がついてしまっている。もうこんな役が出来る年齢になってしまっていた。
シャロン・テートのサイレンサー部隊を見よう(なぜかDVDがある)とてもスパイ映画とはおもえませんが。
じつにタランティーノらしい映画だった。
「大脱走」のシーンなんか、ああいうのって許可がおりるんですね。
この映画、意外とバックの許認可のスタッフが大変だったと思う。ようアメリカで作れたと思う。
肖像権とかうるさいはず。



0 件のコメント:

コメントを投稿