2020/07/25

ペテロの葬列


連休も外に出ない方がいいと考え読書。今一番出たらあかんと思う時に「出るキャンペーン」を展開する国って大丈夫なのかなと思いつつ。「二兎追うものは・・」という諺がありますよね。今回は経済と安全は両立しないかもしれない。焦りは禁物。
大作ソロモンを読んだから、次はペテロに挑戦。なんか題名ごとに「どんな人やったかいな?」と調べる展開が続く。
午後2時くらいから読み始めて、結局翌朝まで(ご飯とかお風呂とかはちゃんととりました)。背景はマルチ商法の話。僕は意外と詳しい。もちろんやっていたわけではないけれど、お客さんにいた関係で。
つきあってみて感じたのは、

夢みたいな商品があると思っている人が多い。
意外とその商品を信じている人がいる。
売る価格は大体30万円くらい
原価は高くても1割まで
グループが存在する。
グループのリーダーはそのグループの維持にお金と時間をかける(パーティが多い)
基本的に、商材は何でもいい。ただ商材がよければグループ以外のお客がつく。
・・・・・・
原野を売るとか、地金を売るとかはまた人種が違うみたい。ある程度専門知識がいりますからね。

ある意味、互助会みたいなところがあるけれど、グループ以外からフレッシュマネーを取り入れないと自分たちでお金を回していても儲からない。
グループ以外からどう取り込むか?それでそのグループ以外の人が大体犠牲者。

大抵、騙される人が馬鹿なのよ‥と思っている人が多いけれど、なかには「これっておかしいとちゃう?」と思う人も当然ながら出てくる。だっておかしい。
商品の良しあしでなく、何人紹介したらいくら入ってくるの世界になっていくから。
極論を言えばもう流すもの(商材)は何でもいいんですわ。

やっぱりおかしい。今までの償いをしたい。しかも世の中に知らしめたい・・・と思った余生幾ばくも無いマルチ商法のトレーナー(説得力のあるお方ばかり)の話です。
その知らしめ方、償い方は果たして???
意表を突く展開満載の宮部ワールドです。









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