2011/09/30

無重力科学館



仕事で北海道の小さな町に出かけた。そこには「無重力科学館」という施設があって「面白そう」と思ったけれどずっと昔に休館(閉館)してそのままらしい。この町は昔良質の石炭が出て石炭の町として大いに栄えたらしい。鉄道も敷かれていたが1994年に廃線となっている。鉄道が好きなので廃線と聞くとすごく残念な気がしてしまう。ただ本質は石炭を運ぶためだったので石炭が出なくなる(というか石油に主役が移った)といらなくなるのが当然といえば当然。ズバッと切っちゃうと「もう町の役目は終わった」んですね。ただ問題は簡単でなく、石炭を掘り出さなくなったあとも残ってしまった人がかなりいる。その人たちが知恵を出し合って生活の維持を考えている中の企画のひとつが科学館だったようである。住めば都という。生活基盤とは関係なしにすめば愛着がわく。何とかそこで食えるようにしたいそれもよくわかる。でも若者はほとんどいない。
列車で1時間足らずで札幌に出ると札幌がまるで虚業の町のように思ってしまう。関西から東京に出る違和感とまったく違う。
なかなか好きなところで生活するというのは大変なことだと思う昨今である。










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