2015/12/06

俺たちには明日はない

昔、1970年の頃JRの天王寺駅の構内(というかちょっと駅から地下に入ったところ)に実に小さな映画館があって、当然ロードショーであるはずはなかったけれど、大体2~3年遅れのまあヒット作品をやっていた。僕は1年浪人して大学に入ったから1969年のヒット映画は見ていないし、さらに高校の時のものも限られたものしか見ていない。そういう意味でこの映画館は実に僕の指向にあっていたといえる。2~3年くらい前のヒット映画が割安で見れるという構図ですね。
「明日に向かって撃て」「小さな巨人」それから「俺たちには明日はない」等々どの映画見ても感激した。ニューシネマの時代で力作が多かった。
変な話、この映画見て車の免許がいるかなと思った。ひょっとしたら警察に追われる人生が待っているかも???と思った。当時はそのころの体制にかなり不満で、若さゆえのこともあったかもしれないけどイライラした人生を送っていたなと思う。
今思うと180度方向転換してしまった感がある。今や超保守派的発想!!
老化??脱力感??大人になった?
左が今や大物俳優になったジーン・ハックマン。遅咲きスターでここから快進撃が始まる。フレンチコネクションでオスカー受賞ははもうちょっとあと。
この時のフェイ・ダナウェイの倦怠感ムンムンの出だしは圧倒的な存在感がある。

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